12月

異国の地を見渡す事業所で
一人の子供は放り投げられた開発部の中で涸れた空へと吸い込まれた。
私たちはもう私たちではなく
A社でもB社でもC社でもなく
褐色の知恵を振り絞った興味の息吹のように
一人の力で組織の力量を知ろうとしている。
肩を怒らせていてはダメだったんだ。
陰りのある景色が見えた時には少しでも明るい景色に溶け込まなくてはならなかったんだ。
2018年を迎えようとしている今
間もなくやってくる残された日差しの中を2001年の顔で潜り抜けたいと願う。
土色のきれいな景色の上に築いた新しさは
遠い宇宙の旅に出かけた
はやぶさの帰還を待つように
今日も口をつぐんでる。